ウォークインクローゼットに最適な色とは?
単なる衣類の収納場所から、最近は身だしなみを整える場所へと進化しているウォークインクローゼット。せっかくなら、内装にも目的に合った色を使いたいものです。
住まいの中では目につきにくい場所に設置されることの多いウォークインクローゼット。でも最近ではフィッティングルーム、ドレッシングルームと兼用にする事例も増え、衣服や小物を収納する「場所」から、身だしなみを整える「部屋」として使われるようになってきています。とはいえ、空間自体はとても狭く、また目的がないと行くことがない場所には変わりありません。こういった空間に機能を考慮した色を使うことは有効なのか、またそこに合う色があるのかどうか。せっかくなら壁紙 (クロス) を使ったりして、より快適なウォークインクローゼットにするために考えてみましょう。
リセットの白は最適な色
服を着替える時間は、暮らしのONとOFFが切り替わる時間ともいえます。気持ちをリセットする効果のあるホワイトは、ウォークインクローゼットにぴったりの色といえるでしょう。白は膨張色なので、狭い空間を広く感じさせる効果もあります。つやのない質感の白で天井をペイントすることで、天井も高く見えます。白はまた、ひとつひとつの物や服をはっきりと見せてくれるので、アイテムを探しやすいという利点もあります。
服を着替える時間は、暮らしのONとOFFが切り替わる時間ともいえます。気持ちをリセットする効果のあるホワイトは、ウォークインクローゼットにぴったりの色といえるでしょう。白は膨張色なので、狭い空間を広く感じさせる効果もあります。つやのない質感の白で天井をペイントすることで、天井も高く見えます。白はまた、ひとつひとつの物や服をはっきりと見せてくれるので、アイテムを探しやすいという利点もあります。
明るい水色でさわやかに
白と同じように空間の広さを感じさせてくれるのは、明るいさわやかなブルー。寒色は後ろに下がって見える後退色なので、閉ざされた空間になりがちなウォークインクローゼットに奥行きを与え、実際以上に広く見せます。また、明るいブルーは光の反射率も高いので、光の少ない空間でも明るく感じさせてくれるでしょう。
白と同じように空間の広さを感じさせてくれるのは、明るいさわやかなブルー。寒色は後ろに下がって見える後退色なので、閉ざされた空間になりがちなウォークインクローゼットに奥行きを与え、実際以上に広く見せます。また、明るいブルーは光の反射率も高いので、光の少ない空間でも明るく感じさせてくれるでしょう。
ダークカラーで高級感を
では、暗い色は使ってはいけないのかというと、そんなことはありません。ダークカラーをウォークインクローゼットで使うと、その重厚感から、まるでハイブランドの店内のような格調高い空間になります。大事にしている鞄や服、貴金属をより大切に扱う意識を、色を通じて家族全員で共有することができるでしょう。写真のように天井に明るい色を使えば、壁とのコントラストが生まれ、奥行き感を強調できます。
では、暗い色は使ってはいけないのかというと、そんなことはありません。ダークカラーをウォークインクローゼットで使うと、その重厚感から、まるでハイブランドの店内のような格調高い空間になります。大事にしている鞄や服、貴金属をより大切に扱う意識を、色を通じて家族全員で共有することができるでしょう。写真のように天井に明るい色を使えば、壁とのコントラストが生まれ、奥行き感を強調できます。
ベッドルームと隣接した空間だからこそ
主寝室に接していることの多いウォークインクローゼットですが、はっきりと壁で仕切ってしまうと、メインの空間が狭くなってしまうのは否めません。そんなときは、あえて色をなくすのもいいでしょう。仕切りの部分にすりガラスなどを使うことで空間につながりを感じさせ、広く見せる効果が期待できます。
主寝室に接していることの多いウォークインクローゼットですが、はっきりと壁で仕切ってしまうと、メインの空間が狭くなってしまうのは否めません。そんなときは、あえて色をなくすのもいいでしょう。仕切りの部分にすりガラスなどを使うことで空間につながりを感じさせ、広く見せる効果が期待できます。
また、あえてウォークインクローゼットの外側の壁にダークカラーを使い、内側に明るい色を使う方法もあります。暗いところから明るいところへ移動すると、その動きから開放感を感じる視覚効果がありますが、これを利用して、クローゼットの中に入ったときに意外と広く感じさせることも可能です。
昼光色や昼白色の照明を選ぶ
最後に、ウォークインクローゼットでもうひとつ気をつけたいのは電球色選びです。狭い空間で暖色系の光を使うと、より光の色の影響を受けてしまいがち。服やバッグ、アクセサリーなどが本来の色で見えないために、せっかくのコーディネートがなんとなくずれてしまうのは残念です。クローゼット内の照明は、はっきり見える昼光色や昼間の太陽と同じように見える昼白色の照明を選ぶようにしましょう。
インテリアデザイナー・コーディネーターを探す
照明の専門家を探す
最後に、ウォークインクローゼットでもうひとつ気をつけたいのは電球色選びです。狭い空間で暖色系の光を使うと、より光の色の影響を受けてしまいがち。服やバッグ、アクセサリーなどが本来の色で見えないために、せっかくのコーディネートがなんとなくずれてしまうのは残念です。クローゼット内の照明は、はっきり見える昼光色や昼間の太陽と同じように見える昼白色の照明を選ぶようにしましょう。
インテリアデザイナー・コーディネーターを探す
照明の専門家を探す
ウォークインクローゼットをプランする際、ある程度の広さを確保して衣類収納を集約し、フィッティングルームの機能も備えたタイプを選ぶ人が増えています。服だけでなく靴やバッグなどの小物も含め、普段使いのアイテムから季節物までトータルで収納しつつ、毎日のコーディネートもそこで全部考えることができる空間です。
たいていの場合、他の部屋に比べて狭いとはいえ、このスペース内で移動したり服を着替えたりすることを考えると、滞在時間は必然的に長くなり、単なる収納場所ではなく、ひとつの部屋として立派に成立しているといえます。