滝頭の家

玄関~アフターを見る。土間は敷瓦を四半敷貼しました。左手には和紙張りの行燈形照明が吊るされています。この空間にしてこの照明という印象になっています。右手はいわゆる土間収納で、扉はあえて襖障子としました。既存の梁がかかる中、天井は杉板の竿縁天井としました。いつか色があせてよい表情を見せてくれると思います。玄関引戸はヒノキの格子戸で右側の壁に引き込み収まりとなっています。ガラスはあえて透明とし内と外を積極的につないでいます。ホールは来客がこられたときに腰かけて世間話ができるような配慮としました。温かみのある人と人とのつながりが今も残る地域では必須アイテムです。 撮影:柴本米一