滝頭の家

外観正面(ファサード)を見る。以前の家屋は軸組だけを残しほぼ全面解体、一部の棟は撤去し新たに増築などで作り替えました。何もかも大がかりでしたが、最も大がかりだったのは既存の屋根をすべて撤去し改修後に一つの棟として葺き替えたことです。それまでは3つの棟で構成されていましたので、改修後はかなり桁行のある建物に変貌しました。屋根は葺き替えましたが例えば出桁などはそのまま存置し、再生してもなお、かつての面影を残しています。それは施主様たっての希望でしたので、私たちもそれに従いながら設計を進めていきました。 撮影:柴本米一