茂呂山の家

『唯一の共有空間』 「一旦室内に入ってしまったらお互いの気配を感じることなく高いプライバシー空間を確保したい。」 が、住まい手の強い要望でした。 そこで、唯一の共有空間となる玄関ホールは開放的な一室空間とし、ここに出ればお互いの存在を感じ合える場にしました。 大きな2つの窓は十分な採光と眺望を確保し、大きく壁面を取ったことでギャラリーとして使用することを考慮しています。 「二世代以上で一緒に住む」と言っても、それぞれそこに至った経緯や思いは異なると思いますが、 “一緒に住んだからこそ”の部分は必ず盛り込むようにしています。