脱衣所収納を充実させるポイントとは?
脱衣所は洗面所を兼ねた場所にあることが多く、たいていの場合コンパクトな空間です。脱衣所収納のポイントを、整理収納の観点から解説します。
日本の多くの家では洗面所と脱衣所が一緒の空間にあり、ここに家族全員のものを置くことになります。洗面脱衣所の収納には、各自の洗面用品や化粧品のほかに、こだわりのドライヤーなど個別のグッズ、さらにさまざまなサイズのタオルやバスマット、バス用品の詰め替えやストックをしまう必要もあります。家庭によっては下着やパジャマを収納することもあり、案外かさばる脱衣かごもここ。洗濯機が置いてあるならランドリーバスケットや洗剤などの洗濯用品も必要ですし、お風呂や洗面所の掃除用品も近くに置いておきたいもの。考えてみると洗面脱衣所には、コンパクトな空間にかなり多くのアイテムが集まっているのがわかります。
オープン収納をメインに
今回は、脱衣所収納に必要なスペースを、洗面台の下がすっきりオープンなタイプか、充実した収納付きタイプかに分けて、見ていきましょう。
洗面カウンターの下がフルオープンのタイプはモダンで格好よく、掃除も比較的楽ですが、別の場所に収納スペースをしっかり確保する必要があります。写真の洗面脱衣所の収納では、洗面台から近い壁一面にオープン棚を設置。洗面カウンターと同じ高さの棚の下部にはランドリーバスケットや大きめの収納ボックスも置け、使いやすそうです。
こちらもあわせて
ランドリーバスケット、洗面脱衣室やユーティリティのどこに置く?
今回は、脱衣所収納に必要なスペースを、洗面台の下がすっきりオープンなタイプか、充実した収納付きタイプかに分けて、見ていきましょう。
洗面カウンターの下がフルオープンのタイプはモダンで格好よく、掃除も比較的楽ですが、別の場所に収納スペースをしっかり確保する必要があります。写真の洗面脱衣所の収納では、洗面台から近い壁一面にオープン棚を設置。洗面カウンターと同じ高さの棚の下部にはランドリーバスケットや大きめの収納ボックスも置け、使いやすそうです。
こちらもあわせて
ランドリーバスケット、洗面脱衣室やユーティリティのどこに置く?
こちらも洗面カウンターの下が完全オープンのタイプ。カウンターを広く取れるなら、上の棚を正面に向けると使いやすくなります。オープン収納ではタオルの色やかごの素材を揃えることもすっきり見せるコツの一つです。
オープン収納とクローズ収納を組み合わせて
オープン収納と、扉や引き出し付きのクローズ収納を組み合わせた収納のメリットは、使用頻度が高く、さっと取り出したいものと、ドライヤーやストック品など、見せたくないものを区別できることです。さらに、扉と引き出しとでは、引き出しの方が奥まで有効に使えます。洗面カウンター下のような低い位置は奥が見づらいので、どちらかといえば引き出しが使いやすいでしょう。写真では、引き出し下の空いたスペースに体重計がスマートに収まっています。
オープン収納と、扉や引き出し付きのクローズ収納を組み合わせた収納のメリットは、使用頻度が高く、さっと取り出したいものと、ドライヤーやストック品など、見せたくないものを区別できることです。さらに、扉と引き出しとでは、引き出しの方が奥まで有効に使えます。洗面カウンター下のような低い位置は奥が見づらいので、どちらかといえば引き出しが使いやすいでしょう。写真では、引き出し下の空いたスペースに体重計がスマートに収まっています。
カウンター下だけでは収納が足りない場合は、カウンターの幅を少し狭くしてでも、隣に背の高い収納を作ると、収納量が格段にアップします。トールタイプの扉付きキャビネットなら、見た目もすっきり。体重計や脱衣かご、ゴミ箱がカウンター下にすっきり収まっていることにも注目。収納計画をきちんとつくれば、意外と忘れられがちなこういったアイテムの定位置をきちんと確保できます。
こちらの洗面脱衣所収納は、引き戸の横の凹みを利用してオープン棚を設け、細長い空間でスペースをたっぷり確保しています。このように間取りを工夫して収納スペースを増やすこともできます。
クローズ収納をメインに
雑多なものは隠す収納にしたい、という人には、すべて扉付きのキャビネットや引き出し収納がおすすめです。奥まで有効に使える引き出しと大きなものが入るカウンター下収納、タオルや肌着、たっぷりのストックが入る扉付きのトールキャビネットを組み合わせれば万全。ランドリーバスケット用のスペースも忘れずに確保しましょう。造り付けのほか、ユニットやパーツを組み合わせるカスタムオーダーも便利です。
雑多なものは隠す収納にしたい、という人には、すべて扉付きのキャビネットや引き出し収納がおすすめです。奥まで有効に使える引き出しと大きなものが入るカウンター下収納、タオルや肌着、たっぷりのストックが入る扉付きのトールキャビネットを組み合わせれば万全。ランドリーバスケット用のスペースも忘れずに確保しましょう。造り付けのほか、ユニットやパーツを組み合わせるカスタムオーダーも便利です。
置き家具を組み合わせて
造り付け収納やユニット収納以外に、置き家具を利用する方法もあります。写真のようなガラス扉のリネンキャビネットがあれば、タオルやリネン類の収納がちょっと海外風のおしゃれなテイストになります。洗面台の上にある鏡付きの小さな収納メディシン・キャビネットも、欧米のバスルームで昔から使われていた家具の一種。洗面脱衣所の収納を海外のバスルームの雰囲気にしたいなら、こんなスタイルもおすすめです。
この家のHouzzツアーを読む
こちらもあわせて
家じゅうのリネンを収納してすっきり、リネンクローゼットのすすめ
造り付け収納やユニット収納以外に、置き家具を利用する方法もあります。写真のようなガラス扉のリネンキャビネットがあれば、タオルやリネン類の収納がちょっと海外風のおしゃれなテイストになります。洗面台の上にある鏡付きの小さな収納メディシン・キャビネットも、欧米のバスルームで昔から使われていた家具の一種。洗面脱衣所の収納を海外のバスルームの雰囲気にしたいなら、こんなスタイルもおすすめです。
この家のHouzzツアーを読む
こちらもあわせて
家じゅうのリネンを収納してすっきり、リネンクローゼットのすすめ
洗濯機が同居する場合
洗濯機がある場合は、洗面脱衣所収納に洗剤や洗濯用品の置き場を加えることも必要です。洗濯機の近くに棚を設置できればベスト。カウンター下の低い場所よりも、立ったまま洗剤などを手に取れる高めの位置が圧倒的に楽です。
浴室乾燥機の利用や部屋干しがメインの場合は、物干し用品を収納するスペースも必要。写真ではスマートに、洗濯機の横に置いています。洗濯機をキャスター付きの台に設置し、掃除のしやすさも考慮されています。
収納しやすい洗面脱衣所は、このようなディテールを家の設計の段階で考えることで可能になります。新築やリフォームの際にはぜひ、専門家に相談してみてはいかがでしょう。
収納の専門家を探す
設計施工・リノベーション会社を探す
洗面脱衣所の写真をもっと見る
洗濯機がある場合は、洗面脱衣所収納に洗剤や洗濯用品の置き場を加えることも必要です。洗濯機の近くに棚を設置できればベスト。カウンター下の低い場所よりも、立ったまま洗剤などを手に取れる高めの位置が圧倒的に楽です。
浴室乾燥機の利用や部屋干しがメインの場合は、物干し用品を収納するスペースも必要。写真ではスマートに、洗濯機の横に置いています。洗濯機をキャスター付きの台に設置し、掃除のしやすさも考慮されています。
収納しやすい洗面脱衣所は、このようなディテールを家の設計の段階で考えることで可能になります。新築やリフォームの際にはぜひ、専門家に相談してみてはいかがでしょう。
収納の専門家を探す
設計施工・リノベーション会社を探す
洗面脱衣所の写真をもっと見る
家を建てるとき、LDKの広さが優先されて、洗面脱衣所は後回しになりがちです。なんとか洗面台と洗濯機置き場を確保しても、それだけでは収納が足りないことに、実際に住んでから気づく人も多いでしょう。
でも、小さな空間の収納については特に、家族構成やライフスタイル、何をどう収納したいかを考慮したプランが大切なのです。困っていることがあれば、間取りの専門家や収納プランナーに相談してみるとよいでしょう。収納計画の際には、今持っているもの、今後収納したいものをリストアップするのが大切な第一歩となります。