KT-houseリノベーション

この住宅は一枚の板を折り曲げたような形でできており、そこにコンクリートでできた直方体の箱を挿入して全体を支える構成となっています。この直方体の内部がキッチンエリアで、箱の表面(外側の仕上面)は室内外とも杉板型枠のコンクリート打放しで仕上げられており、コンクリートでありながらも木の質感を残しています。 今回この竣工当時のデザイン・コンセプトを更に徹底すべく、箱の内面すなわちキッチンエリアの内部を全て木質の仕上げで覆いました。具体的には、スプルースのCLT材(オーストリア製)で壁・天井を仕上げ、床も似た質感のバーチ材を用いました。