webuser_55236079さんのアイデアブック
本格的な囲炉裏暮らしを、群馬県の山村で始めた大内正伸さんが、囲炉裏の作り方から使い方までを、『囲炉裏と薪火暮らしの本』(農山漁村文化協会)で詳しく紹介されています。この本を読むと、縄文時代から存在した囲炉裏が、採暖、炊事、乾燥、照明、団らんなど、本当に多くの役割を担ってきたことがわかります。また、現代に囲炉裏を蘇らせるのに必要なグッズやアイテムなど実用的な解説も多く、参考になります。 そして、昔は多くの家が囲炉裏のある部屋に神棚を配し、盆暮れの神事を行っていたことにも、思いを馳せてみたいものです。現代の個人住宅でも炉を切り、囲炉裏スタイルを取り入れることで、火が日本人の住まいの中心にあった時代の精神を、再発見できるかもしれません。
亀井工房 鈴鹿市
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