ガレージ
8. 使い方のルールを共有するたとえ自分がガレージの主だとしても、一人だけが場所を把握していればいいのではなく、使い方のルール、置けるモノ・置けないモノのルールを共有しておくことが必要です。そうすることで、「とりあえず置き」を防ぐことができ、不必要なものを増やさず、ガレージ本来の使い方ができるのです。ガレージの管理人は、スペースと保管しているモノを把握している代表者。責任と愛着をもって管理することが、理想の空間を生み出す最善の方法です。こちらもあわせて愛車と暮らす家づくり世界の美しいガレージ50選片付けが苦手な人へ、片付けのきっかけを自分でつくる6つの方法ガレージの記事をもっと読むガレージ・小屋の写真を見るガレージ、カーポート施工のプロを探す教えてHouzzガレージ収納に使える整理収納アイテムを教えてください!
7. 積み上げない、押し込まない床に直置きしたり、ガレージ内にシェルフを置いたり、造作棚を設けたりすることもありますが、いずれにしてもモノを積み上げすぎたり、奥へ押し込めながら保管したりしていくと、モノの状態を無視したまま、無計画に溜め込むことになります。また、重いモノを積み上げすぎると、崩れたりする危険もあるので気を付けましょう。
6. 使うタイミングを考える次に使うタイミングはいつ、どんなときなのかを考えましょう。予定はないけれど、使うかもしれないからと保管しておくと、ガレージはすぐにモノであふれてしまいます。
5. 中身がわかるように収納・保管するガレージに置いておきたいモノの多くは、大きさや形がまちまちなので、中身がわかるように収納・保管するという意識が必要です。保管し始めた当初は覚えていられるだろうと思っても、日ごろ目にする機会が少ないモノの存在は、案外忘れやすいものです。誰が見てもわかるように、箱やケースに中身の名前を書き込んだり、ラべルをつけたりしましょう。配置場所を図にして残しておくのもいいでしょう。
4. 明るさを確保するガレージは地下や半地下にあることも多く、コンクリート造りで暗いスペースの場合があります。外光を入れる窓を設けたり、照明を設置したりして明るさを確保しましょう。暗いとモノが見えにくく、目立たなくなるので、ついモノを適当に置いてしまったり、場が乱れやすくなります。明るさを確保することは、3. で注意した安全面からみても、気を配りたいポイントです。
3. 置いてはいけないモノは何かを考える次に考えるのは、2. に対して、置いてはいけないモノについてです。引火しやすいモノを近付けない、スペースを取り過ぎて、メインのものが出し入れできないといった状況にしないために、注意を払いたい項目です。また、子どもやペットがいる場合は、死角になるポイントを把握したり、つまずいたり、モノにぶつかったりしないよう、いっそうの配慮が必要です。
2. メインで置くモノは何かを考えるガレージに置くメインのモノは何でしょう。車、バイク、自転車など、当初予定していたガレージに置くべきモノを今一度、見直しておきましょう。メインが決まると、当然それに付随したモノも置く必要が出てきます。車関連ならば、メンテナンス用の道具、工具、スペアタイヤなどが必要ですし、雪が降るエリアでは、スノータイヤなどの準備も必要です。絶対に置くべきモノは何かを考えることから始めましょう。
1. 主に使うのは誰かを明確にする家を建てるときや、模様替えをするとき、「その場所を使うのは主に誰か」を明確にするのは重要です。例えば車の場合、家族で共有している例もありますが、この場合も主に使う人は誰か、使用頻度やメンテナンスを担うのは誰かという点から考えてみるといいでしょう。いわば、ガレージの管理人を決めるということです。
ガレージは主に車庫として利用するスペースですが、最近ではガレージにソファやテーブルを置き、ラウンジのように設え、趣味のモノに囲まれながら休日の一人時間を楽しんだり、友人との社交場として活用したりしている人もいます。特に車やバイク、キャンプやDIYを趣味に持つ人は、道具を揃えたり、ディスプレイにもこだわる人が多いのが特徴です。こうなると気になるのは、モノの管理です。いつのまにかモノが増え、空いている場所に適当に置かれるようになり、ガレージが雑然としたスペースになってしまいます。そうならないために心がけたいことを考えていきましょう。
【東京】葛西潔建築設計事務所自転車をディスプレイしているのは、1階リビング。両サイドのあらわしになった柱を利用した、天井まで続く壁面収納が圧巻です。吹き抜けがあっても暖かく過ごせるように、モルタルの土間床に土壌蓄熱式の床暖房を埋設し、補助暖房としてペレットストーブを使用しています。外の駐車スペースは枕木を敷き詰め、目地には芝生を植えるなど、緑豊かな周辺環境との調和がはかられています。こちらもあわせてスポーツ用自転車を家の中に収納・保管する5つのアイデアおしゃれなガレージ・土間を探すガレージ・カーポート施工のプロを探す教えてHouzz自慢の愛車のスペースをコメント欄に投稿してください!
【宮城】建築工房零外観に組み込まれたバイクガレージとウッドデッキ。作業しながら家族と過ごしたり、仲間が立ち寄ってデッキでコーヒータイムなど、出かけるよりも我が家で過ごす時間が最高になるデザイン。
【大阪】ザウス(設計:田中一郎建築事務所)「クルマやバイクをゆったりと入れられるガレージハウス」を希望したオーナー。高低差のある敷地形状を活かして、地下ガレージ部分はコンクリート造、住居部分は木造です。車とバイク複数台のほかに、ソファ、テーブル、オーディオ、デスク代わりにもなる収納を置き、友人たちとクルマやバイクの話で盛り上がれます。家族にも気兼ねなく、友人たちと趣味に没頭する時間を過ごすことができる贅沢な空間です。
【千葉】コンテナハウス2040JP20フィートコンテナを1階に3本、2階に4本向きを変えて積み上げたガレージハウス。1階のコンテナは3本を間をあけて設置し、その間部分がガレージになっています。オーナーは車やバイク、音響など多趣味で、2階の内装は自身で手がけました。1階はガレージのほか、キッチンとリビングがあり、2階で音楽を心ゆくまで楽しんでいます。複数所有しているバイクを屋内からいつでも眺めることができます。こちらもあわせて世界の暮らしとデザイン:船、コンテナ、格納庫など「普通じゃない家」に住む生活
【福岡】ISDアーキテクト/一級建築士事務所技術者のオーナーから「ホビールームではなく、“作業所” がほしい」というリクエストがありました。具体的には車のチューンアップ、家具造り、家電の修理などができるスペースが求められました。「作業所」はソフトな作業をリビング隣に、ハードな作業は音や埃を考慮して中庭を挟んでリビング南側に別棟で配置しました。あわせてリビングには、市販の小屋裏換気システムを改造した、オーナー自作のサーキュレーションシステムが設置されています。
【神奈川】山縣洋建築設計事務所オーナーにとって家族の一員のような存在である、ユーノスロードスター。「家のいろんな場所から見えるようにしてほしい」と依頼しました。スキップフロアの構成にして視線の抜けをつくり、さまざまな角度から愛車を眺めることができます。
【大阪】スタジオクランツォ一級建築士事務所築40年を過ぎたRC造住宅を、2世帯のためにフルスケルトンリノベーション。微妙に異なる白を数色使って生活感を消しています。駐車場側の壁面は自然石ボーダーを乱張りにし、夜のライトアップで石のテクスチャーが強調され、洗練されたラグジュアリーな空間を演出します。
【広島】八重製材所車、自転車、カヌーや釣りなど多趣味なオーナーのために、1階にインダストリアルなガレージをつくりました。ストーブが置かれた奥のスペースにも注目。センスのいいインテリアが落ち着いた大人の遊び場を演出しています。詳しくはこちら愛車と暮らす家づくり
【京都】ザウス(設計:田中幸実建築アトリエ)世界遺産の金閣寺や上賀茂神社といった観光名所がある、京都北区の2世帯ガレージハウス。外壁はルバリウム鋼板。オーダーでつくった木製格子のガレージドアは、行灯(あんどん)から光が漏れるように、建物を浮かび上がらせます。京都らしさとモダンデザインと融合させたデザインは、古都を歩く人が思わず振り返る、気品の漂う住まいです。
《T邸》所在地:東京都施工:SHCC車種:フェラーリ(355)、ポルシェ(911GT-3)の計2台駐車可能台数:2台仕事のアイデアに煮詰まったら、愛車を眺めてリラックス……そんな空間を設計したのは〈イデア建築デザイン事務所〉の吉村正一郎さん。ガレージと隣接する書斎の床を同じレベルにして、床材、壁材、天井を同じ仕上げに、仕切りはガラスドアを採用し、ガレージと書斎に一体感を持たせました。2階の床の一部をガラスにし、上からも愛車の美しさを楽しめます。床材は汚れに配慮して塩ビタイルを採用。排気ガスがあたる壁は黒に塗装し、各所に換気扇を設置するなど実用性も重視。ガレージと書斎に5.1チャンネルの埋込みスピーカーを取付け、オーナーはラグジュアリーな時間を過ごしています。コレクションのミニカーやフラッグを置く棚と書棚はオリジナルのデザイン。採光のため、美しい山々を楽しめる方向に大きな開口部を設置しました。
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